だまされる才覚がひとにないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。ーー星の見えない村のプラネタリウムで拾われ、彗星にちなんで名付けられたふたご。ひとりは手品師に、ひとりは星の語り部になった。おのおのの運命に従い彼らが果たした役割とは? こころの救済と絶望を巧まず描いた長編小説。
俺にとって、「ぶらんこのり」、「麦ふみクーツェ」に続く3冊目のいしいしんじ。
読んでいる中では、他の作家さんとはあきらかに違う世界を持っている人だなぁという気がします。
児童文学とまではいかないんだけど、子供の頃に読んだ本の世界。でも、大人にならないとわからない気持ちとかせつなさが、すごくやさしく描かれている。いしいしんじの本はやっぱり面白いなぁー、と。
個人的には、物語は「麦ふみクーツェ」の方が好きだったけど、登場人物はこっちの方が勝っているかも。


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