オーストラリアのライターが書いた、100の大企業の歴史、成り立ち。
基本的にビジネス書はあまり好きではないので、個人的に読むことは少ない。そもそも、書いてあることは、何かガイドになるものでもないし(もし、そうだったら、読む人皆が成功者になってしまう)、ガイド的なことが書いてあっても実現が激しく難しいものが多い。実際、この本も「本書でとりあげる企業は多種多様だ。こうした企業を育ててきた人たちに共通項などほとんど存在しない」と言っているぐらいなので、当たり前だけど”これが成功の鍵”というものなんて存在しないのだと思う。
で、本書に関しても、特に何かを学ぼうと言うよりは、話のネタとして、いろいろな企業の成り立ちを知っていたら使えるかな、と思って読んでみた。例えば、「もともと長靴を作っていたノキアが、ある日、コロリと体質を変え、携帯業界の巨人になったように・・・・・」、みたいな。
出てくる100の企業に知らない企業もいくつかあり、純粋に読み物としては面白かった。ウォルマートの従業員数が世界をあわせると180万人もいることや、スポーツシューズを一緒に作っていた兄弟が、戦後に仲たがいし、兄のルドルフは”プーマ”を、弟のアドルフは”アディダス”を立ち上げた話、など知らなかった逸話も多く、出てくる会社も、アップル、サムスンなどと言ったメジャーどころから、イケア、マーズ、レゴ、プレイボーイ、果ては、ダニ・アッシュまで様々。それぞれの面白い背景や歴史があり、まさに「真実は小説より奇なり」。
各企業が6ページぐらいでシンプルにまとめられているので、さくっと読めるし(逆に深く知ることはできないけど)、ちょっとした合間に開きたくなる。でも、ちょっと翻訳でわからないところが多かったなぁ。直訳っぽいところとか。


コメントする