MGSの小説の作者による、戦争ベースのSF。
MGS的な戦争が商業化世界、「1984」的な管理された社会、そして、まさに直前に読んだ「唯脳論」的な精神と脳。
34歳という若さで他界した若き才能による、"虐殺の種"に関する話。
「ハーモニー」も読みたくなった。
本の最近のブログ記事
まったくこの著者のことは知らなかったのだけど、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の"トリプルクラウン"達成の小説でしかもコーエン兄弟による映画化が決定されているということで、よんで見ることに。
Fictionの部分はあるとはいえ、ユダヤの文化の勉強にとてもなる小説。個人的には、翻訳の語調にいまいちなじめず苦労した。
なるほど、そこでチェスが絡んでくるか、と。
確かに映画化したら栄えるシーンが多いので、観てみたい。
百物語シリーズの第四弾。
今回は百物語が始まる前、"御行の又市"になる前の話。どのようないきさつで又市は双六売りから御行になったのか。
でも、結局行方が知れない久瀬と"旧鼠"の裏に潜むものは、いずれ登場するのか?!
これも名作。楽しめた。
"推理小説史上の大傑作"と言われる中井英夫の「虚無への供物」。
連続する密室殺人事件。様々な推理が次々と展開される中の真実とは・・・。
まさに「反推理小説」、こういうことか。
舞台が三宿、三茶、太子堂ということもあり、楽しみながら読めた。
1984年、William Gibsonによる超古典SFサイバー・パンクの名作!
まさに、「攻殻機動隊」と「アキラ」の原点。
(でもこの文章からそれをあのレベルまで映像化するのはすごい。)
某ゲームの父、KK氏が影響を受け、いずれジャック・インする世界がくると言っていたのも納得。本当におもしろかった。
青山で仕事をしていた当時に、勧められ、本を買って読んでみたのだけど、そのサイバー・パンク独特の文体(翻訳のし方?)に挫折。これは読むことはないかなと思っていたけど、最近のSFマイ・ブームに乗じて再度チャレンジして読んでみたところ、かなりすんなり読め、本当に楽しめた。ポイントは攻殻のダイブ時の映像を頭に入れながら読むことかな(故に小説から、あの映像にたどりついたのは本当にすごい!)。
どうやら、2011にJoseph Kahnによる映画化が予定されているようだけど、どうなることか。どこかのサイトのコメントでみたけど、JMとマトリクスで映像化されているので、それで充分という気持ちもわかる。
続編のCount Zeroも読まないと・・・。
そして、"そのあとはザイオン・ダブの長い律動"・・・・。
先日の出張前に買っておいたところ、実は奥さんも同じものを購入していたというSF名作。舞台設定、ストーリー、謎解き、どれをとっても完璧なSF大名作!
本当に面白かったー!
今年のベスト10入り確実な名作。
最後の最後まで飽きさせず、ラスト1行まで素晴らしい。
そういえば、Zガンダムの映画版のサブタイトルが「星を継ぐもの」だった。
先日読んだ「フェルマーの最終定理」の著者による、さまざまな暗号の話。
ロゼッタストーンなどの考古学、エニグマなどの戦争中の暗号装置、そして、現代のRSAとPGPまで網羅するので、読んでいてとても面白い。PGPやRSAの仕組みを改めて知ることができたし、暗号作成者と暗号解読者のすさまじき戦いの歴史も、奥が深い。
量子暗号のあたりも、あまりにも別世界で新鮮だった。
巻末の暗号問題10問をいち早く解いたのがスウェーデン人というのにはびっくり。
わりと好きな伊坂 幸太郎の小説。兄をテーマにした「魔王」と弟をテーマにした5年後の「呼吸」。
伊坂 幸太郎の小説にしては珍しく(?)明かされない仕掛けがいっぱい。それゆえに、個人的にはいまいち楽しめなかったのかも。この続編が読みたい。
個人的に3冊目のカズオ・イシグロ。
予想外なSF的な話で少し驚いた。
読み始めた当初はなんのことかわからなかった「提供者」と「介護者」。次第に、丁寧な口調で描かれる子供の視点での人間関係。そして、「提供者」の正体とその行方。
科学の進歩の影に生まれた子供たちの現実。読んでいて結構つらくなる。
やっぱり「日の名残り」の方が好きかなぁ。
2005年度英国ブッカー賞、最終候補作品。
「今日の早川さん」の影響もあるのか、最近はまっているハヤカワ文庫のSF。これは奥さんのおすすめ。
実際によんでみたところ、朝の通勤から読み始め、仕事が終わって家に戻ってからも止まらず、最後まで読んでしまった。かなりの傑作。特に後半はとまらない。
以前に読んだ「マイナス・ゼロ」と若干かぶるタイムトラベルの話。冷凍冬眠との組み合わせが新鮮。
奥さん曰く、これを読むと、猫をかった時の名前が決まるというが、まさにその通り。
17世紀にフェルマーが「私はこの命題の真に驚く証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。」という有名な名言を残した最終定理。その難問に取り組む様々な数学者の苦闘、そしてついにワイルズが証明するまでのドラマを描いたノンフィクション。
フェルマーの最終定理を証明する際に、ワイルズが用いた様々な手法の概要を説明してくれているので、素人でも十分に楽しめる本。「谷村=志村予想」がこんなに重要だとはね。
ただ、本の中でも述べられているけど、フェルマーが実際に用いた証明はワイルズとは異なる証明方法であるはずであり、(もしも本当にあるのなら)どのような方法か知りたいものだ。
うちの奥さんが素数が好きな理由や数の魅力が何となくわかった気がする。また、「暗号解読」「ビッグバン宇宙論」など、Simon Singhの他の本も読んでみたくなった。
1949年に出版されたジョージ・オーウェルによるSF名作。二十世紀世界文学の最高傑作とも言われる小説。
先日、職場のドイツ人に「今"1984年"を読んでいて」という話をしたところ、かなり盛り上がった。
1949年に書かれた小説ながら、内容としてはかなり現在の現実の延長線にある未来を描いていると思う。MGSでは「戦争は変わった」という言葉で語られるけど、この小説でも同様に、目的の変わった戦争、生産により労働者を養いつつも、戦争を続けることで生産された富を破壊し所有を防ぐという目的の戦争が行われている世界の話。
後半はなかなかつらく、読み終わった直後にはラストの意味が分からないけど、時間がたち何となくわかってきた。
友人に勧められて読んだ任天堂の中の話の本。多少の美化や誇張はあるのだろうけど、読み物としてとても面白く読めた。会社によって様々。
あたり前なのだけど、「娯楽に徹すること」「他人のやらないことをやること」をきっちりとやっている会社だなぁと。小さいから、そして、コンテンツBizだから、それにあったやり方があり、それをするしかないのだ、と。
久々のいしいしんじの長編。
あいかわらずのいしいしんじワールド。「メリーゴーランド」「犬じじ」「天気売り」と独創的なキャラがいっぱい。知らず知らずのうちに、どっぷりと浸っている。
個人的には、いしいしんじの小説の中ではなかり難しい方だと思った。
やっぱり「麦ふみクーツェ」と「プラネタリウムのふたご」が好きだ。
本日のイギリス日帰り出張中に読んだ本。
いしいしんじは好きな作家の一人。
今回は短編集。
しかしあいかわらず、しんじワールド全開な不思議な話ばかり。
「カラタチとブルーベル」「太ったひとばかりが住んでいる村」の2つは傑作。
そして、なにげないブラックさも健在。
日帰り出張中に読んだ小説。
執事の品格とはなにか?
名家のお屋敷ダーリントン・ホールにてダーリントン卿に長年仕えた執事の目線で描かれる、伝統的な英国、名家、女中頭、さまざまな暮らし。
個人的には以前に読んだ「充たされざる者」よりもこちらの方が面白かった。
最後の方のミス・ケントンとのストーリーもなかなか心が温まる。
スティーブンスは品格を追い求めるが、まさにこの小説は"品格のある"小説のような気がする。
次は「わたしを離さないで」かな。
英国最高文学賞であるブッカー賞の受賞作。
英語版の原作を改めて読みたくなった。
日本帰国時に、特に何の期待もせずに購入した本。
「西の魔女が死んだ」の梨木香歩の作品。
でも、これが予想外に面白かった。庭付き池付き2階屋でおこる、数々の不思議なできごとが、綿貫と高堂により語られる。この二人が、京極シリーズの関口と京極堂のような関係で、話にメリハリがつきよい。
なんか忘れていた古き良き日本がここにはあるなぁ、と。
早川書房
いわずと知れた映画「ブレードランナー」の原作。
最近のサイバー系は、境界侵犯をベースに、人間とアンドロイド(機械)の差を見出そうとする方向に走っているのに対して、この本では、人間とアンドロイドの区別をあえて否定している。正確にいうと、生物学上、あるいは自然科学上の違いは無意味で、親切な存在はすべからく「人間」であるという結論を持ち出している。なかなか面白い解釈だなぁと。
ちなみに、映画は以前に見たような気がするのだが、この本をよみ、さっぱりその内容が思い出せず。記憶を捏造されたのか、はたまた他人の記憶なのか、夢の世界なのか、、、この本を読んだ後にはそんな不思議な思考に至ってみたり。
1968年(!)の作品だけど、いまだに色あせないで読むことができる。
第一章 水と緑のランドマーク都市 ストックホルム
第二章 スウェーデン人の心の故郷 ダーラナ地方
第三章 深い自然が物語を育てる 中南部地方
第四章 外洋に開かれた国際都市 ヨーテボリ
第五章 太陽の恵みと実りの大地 スコーネ地方
第六章 オーロラの舞う北の大地 北極圏/ラップランド
第七章 旅の便利帳
「地球の歩き方」などとは少し異なる視点でスウェーデンの概要を知ることができる1冊。「地球の歩き方」はホテルやレストランなど中心で、スウェーデンに関してはストックホルムがメインで他に解説している都市は少ないのだけど、この本は割と小さな都市まで写真付きで解説しているので、楽しめるし、大まかなイメージがつかめる。逆に、ちゃんと役立つ地図はほぼ収録されていないので、「地球の歩き方」を持った上で2冊目として持つといいかも。
若干割高なのと、少し情報が古いのがちょっと欠点。Systembolagetでは酒は1本以上買えます(笑)。というか、1本しか買わない人はまずいない・・・。
前回の出張で購入した、2008年本屋大賞「この文庫を復刊せよ!」ということで、面白そうだったので。
タイムマシンをめぐる、タイムトラベルミステリー。昭和45年に書かれているのだけど、現代でも充分に通用する面白さ。「Back to the Future」の数倍の濃さと不思議さ。様々な登場人物がでてくるが、読んでいくと徐々にそれらは皆、タイム・パラドックスで繋がっていることがわかり・・・。
後味がとても不思議。
でも、結局「先生」は誰だったのだろう??
他の作品もそのうちに。
出だしの・・・
「あらゆる人間の中に潜む真実に気付かずに、人類は外を探ったーひたすら外へ外へと突き進んだ。この外への突進によって人類が知ろうとしたのは、いったいだれが森羅万象を司っているのか、そして森羅万象はなんのためにあるのか、ということだった。
人類はその先発隊を外へ外へとくりだした。そしてついに先発隊を宇宙空間へ、無限の外界の、色もなく、味もなく、重さもない海へと投げ込んだ。
小石のように投げ込んだ。
これらの不幸な手先が見出したものは、すでに地球上でも嫌というほど見出されているものー果てしない無意味さの悪夢だった。(中略)
外界はついに想像上の魅力を失った。
残された深淵の場所は内界だけとなった。
未知の国として残されたのは人間の魂だけとなった。
善と知恵はこうして始まった。」
でかなりやられた感じ。以前にネクロマンサーを途中で断念し、ハヤカワ系は難解かと思っていたけど普通に楽しみながら読破。
地球人の文明構築の意図が実は、、、という話だけど、仕掛け、展開、どれも面白かった。
著名なピアニストがある街を"何か"の危機から救うためにやってくる。その街でピアニストは様々な過去の記憶の人物に遭遇し、奇妙な既視感とともに永久に目的にたどり着けないカフカ的悪夢の世界に迷い混んでしまう、と言う話。とにかく不思議な世界観。
正直、"あとがき"を読んではじめて理解した部分もあるし、いまだに100%理解したとは思えないけど、なかなか楽しめた。
結果的に自分の使命を果たそうと、様々な努力をするものの、自分を介することなく回りは幸せになり、結果的に使命を果たせたことになり、それを続ける運命にある男の話。
この機会にカズオ・イシグロの他の本も読んでみたいなと思うので、次の日本帰国時に買うか。
著名小説家が選ぶ過去25年のベストイギリス小説第3位(オブザーバー紙)。
宮部みゆきの直木賞受賞作。
自分にとって、「ICO」に続く二作目の宮部みゆきの作品。
ドキュメンタリーの手法でかかれているミステリーなのだけど、家族の絆などを扱ったかなり重い内容。最後の数行は綺麗にしめているけど、個人的にはいまいち楽しめなかったなぁ。
児童文学。いわずとしれたスウェーデンの作家、Astrid Lindgrens による名作、Pippi Långstrump(長くつしたのピッピ)。子供のイベントに行くと必ずと言ってもいるピッピ。そこまでか!ならどんなものかしりたいと思い読んで見た。
不思議な流れの物語。必ずしもすごいいい子ではないピッピなのだけど、世界一力持ちで、賢く、思いやりがある。ピッピにあたるキャラって日本にいないなぁと。普通に人間なのに、馬を持ち上げたり、アクロバティックなことをしてみたり。次は絵本版ピッピを頑張ってスウェーデン語で読んでみるか・・・。
ちなみに、「やかまし村の子どもたち」や「ちいさいロッタちゃん」がこの人の作品とはじめてしった。
江國香織による、自分のスタイルで生きる兄弟を描いた小説。佐々木蔵之介とドランクドラゴン塚地主演で映画化もされている。
とても幸せな話。もちろん、ハッピーエンドにはなっておらず、いくつか事件もあるものの、自分のやり方・スタイルで愉快に快適に暮らすっていいよな、と思わせる。話の中に出てくる小説がまた自分の好きなものとかぶっていて、兄弟が一番好きな小説が実は俺がついこの間読んだ「蝿の王」であったり、徹信が兄にすすめた本がいしいしんじの「麦ふみクーツェ」であったり。
読み終わって、やっぱり江國香織の小説はいいなぁ、と。一番気に入っているのは「流しのしたの骨」なんだけど、それや「間宮兄弟」などに共通していえるのは、なんとはない日常の話である点。事件はあるのだけど、ハラハラする殺人事件があるわけでもなく、なんとなくの日常の延長。だけど、必ずしもハッピーエンドではなく、終わったあとに考えさせられる余韻がある。好きな邦画もそういうものが多いので、そういうのが好きなのだろう。
新潮社
ノーベル文学賞受賞作家、ウィリアム・ゴールディングによる漂流記ものの原点。孤島に不時着した少年達が集団生活の中でだんだんと壊れて行く様子を描いている。
サイモンが「蝿の王」と対峙する場面、そして、サイモンが流される場面の描写がすごい。「蝿の王」とは結局、内なる悪のことであり、それと対峙する勇気を持つ人、それを外のものとして扱う人と言う対比で描かれているということが解説を読み、はじめてわかった。
また、小説内で少年達が顔にペインティングをし、狂喜乱舞の歌を歌うところ、ラストの方の終末観漂う世界観などは「ドラゴン・ヘッド」っぽいなぁと。
読む前は重そうなテーマで、途中で挫折するのでは?と思っていたけど、面白く最後まで読めた。
PHP研究所
かなり怪しい感じもするけど、別に宗教に興味があるわけではなく・・・。
北欧に住んでいると、北欧神話がいろいろなところに浸透しているときくので、じゃあついでにいろいろな神話も読んで見るか、と思い購入。
ギリシア神話、北欧神話、ケルト神話、インド神話、世界最古のメソポタミア神話、エジプト神話、そして、20世紀に創始されたクトゥルー神話まで、幅広くカバーするので、読み応えあり。ポセイドン、ハデス、アポロンといったおなじみのギリシャ神話の神々を再度読むのも面白かったし、Age of Mythologyやその他のゲームででてきたオーディン、ロキ、トール、そして、最終戦争「ラグナロク」という北欧神話の名前も興味深かった。
さらに世界最古の神話と思われるメソポタミア神話で、半神のギルガメシュが永遠の命を熱望するもかなわず、さらにもらった「若返りの草」を紛失し途方にくれたあげく、運命をあるがままに受け入れることを学ぶと言う話は、この頃の文明がいかに成熟していたかを感じさせてくれ、面白かった。
また、神話はやはり多くの共通部分を持つこともわかった。しかも意外に、直接的で残虐な話も多い。
これを読んでやっとMetallicaの"The Call of Ktulu"がクトゥルー神話の"The Call of Cthulhu"を元にしていることがわかったよ。
ピタゴラスイッチ、I.Qの佐藤雅彦氏の本。
ピタゴラ好きだったし、lyo氏がいろいろと書いていたので、ちょっと本をば、と思い購入。
なかなか面白かった。シンプルに、「いろんな見方で考えて見よう。」「考えてみると楽しいかも」というメッセージが簡単な例とともに記載されていて、面白く読めた。
「自分の時間」で人生を送れるよう、頑張ろうっと。
DS文学全集。
SF作家、夢枕獏による坂口安吾の「桜の森の満開の下」へのオマージュ。
「桜の森の満開の下」の不思議な退廃的な世界観はすごく好きで、どう仕上がるのかと思ってこれをよんだけど、別の角度から攻めている感じ。これはこれで好きだが、坂口安吾にはおよばず。ついつい、「桜の森の満開の下」もまた読んでしまった。
DS文学全集。
葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」へのオマージュ。
「慟哭」で有名な貫井徳郎による、いわゆる、"その後"の物語。
「セメント樽の中の手紙」の不気味さや世界観を残しつつも、残念ながら今一歩というところ。
DS文学全集。
狸を中心とした憑き物の話。
なんとも淡々と恐ろしい話が語られる。
DS文学全集。
盗人の話と思いきや、あたたかーい気持ちにさせてくれる話。
"正直"が重要(なにをいまさら、だけど)。
かしら、偉い。
「村というものは、心のよい人々が住まねばならぬということにもなるのであります。」
DS文学全集。
ダウンロードタイトルで、宮部みゆきによる、新美南吉の「手袋を買いに」へのオマージュ。
その後の、孫の代の話。短編だけど、とても心温まるいい話。
このあと、ついつい、新美南吉の「手袋を買いに」と「ごん狐」を読みなおしてしまった。
「吉松のまっこ、お山を知らね。迷うよ。しるしつけてやるから、まっすぐ帰んな。」
DS文学全集。
「ドグラ・マグラ」ほどの不思議さは無いまでも、夢野久作のテイスト全開な不思議な短編。
この時代に"ルル""ミミ"ってネーミングのセンスもすごい。
次は「少女地獄」かな。
DS文学全集。
文明開化で職を失いそうになりながらも、望まれている変化は受け入れなければいけない、と気づき、きっぱりとしたけじめをつける姿が、なんか現代にも通じて潔さを感じた。同時に、時代背景を感じさせる。
新美南吉らしい最後のせりふ。
「おじいさんはえらかったんだねえ。」
Quercus Publishing Plc
Swedenの最近の超絶ヒット作家Stieg Larsson、彼が書いた代表作millennium 三部作の第一作目。映画化され、2009年1月30日に公開予定。これ、絶対見る予定。どこの本屋に言っても、トップのコーナーには彼の作品が並んでいる。職場で、別の部署に異動する同僚に、これの最新作のaudio book をあげたり、周りの人の話をきくとみんなこれは読んでいるらしい。それくらい有名。ただ、Stieg Larssonは三部作を書きあげた後に亡くなり、作品の成功を知ることはなかったらしい。
この本、推理小説なのだけど、とにかく読み始めたらとまらなかった!40年前に消えた少女の捜索をめぐり展開して行く物語。そこに金融界の巨悪も絡み、物語は意外な方向に。
準主役として登場するLisbeth Salanderがどこと無く草薙素子風であったり、なんとなくキル・ビル的な映像を連想させる展開もあったり。
本当に久々(小学生の時に読んだ「Dragonlance Chronicles」以来)に読んだ洋書長編だったけど、普段大量の英語メールに接しているためか、まったく苦も無く読めた。というか、それに自分がびっくり。スウェーデン語から英語に訳されたために、英語も簡単になっていたのか?
今の不安は、三部作の一作目しかまだ英語化されていないので、三部作すべてを読み終えるのはいつになるのかなーと言うこと・・。スウェーデン語にチャレンジか?
それにしても、「The Girl with the Dragon Tattoo」って、全然本質的でない英版タイトルはいかがなものか?スウェーデン語のタイトル「Män som hatar kvinnor (Man who hate woman) 」は確かになんかそのまま使うと誤解を生みそうなタイトルだけど、全部読むと"ああ、タイトルはそういうことか"、と納得。
第57回日本推理作家協会賞受賞
第4回本格ミステリ大賞受賞
日本出張時、渋谷の本屋で一押し推理小説ということだったので買って見た。
確かに、予想を裏切る展開、どんでん返し。また、飽きずに最後までどんどん読ませる内容だった。でも、オチがちょっと、"それはむりがあるのでは~・・・"と思わせる形だったので、個人的にはいまいち。
なんとなく後味もすっきりせず。
経済界
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日本出張のおりに同僚の方より頂いた本。
交渉力を見につけたいなと思っていたので、丁度よかったと思い読んで見たが逆効果・・・。
ジョブズに関してかなりネガティブな面から書いている本で、そうかぁ、ここまで悪にならんと、こういうことはできないかぁ、と痛感させられた。3分間で100億円を生むプレゼンの裏にはこんなストーリーが・・・。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) (新書)
京極 夏彦 (著)
日本出張の間に読んだ、京極夏彦の京極堂シリーズ8作目。なるほど、いままでとはちょっと異なる展開。ただ、今作は個人的にはちょっとダルく感じてしまった・・・。江藤と大鷹の心理描写がちょっと長いのではと思う。もしかしたら半分時差ボケの中読んでいたのもあるかもしれないけど。
人のセックスを笑うな (河出文庫) (文庫)
山崎 ナオコーラ (著)
第41回文藝賞受賞作 / 芥川賞候補作。
個人的にはすごい繊細な表現が面白く、楽しめた。なんだろう?この100%ハッピーエンドではないけど、70%ぐらいのハッピーエンド感は結構好き。映画もみたいのだけど、予告編を見たかんじでは若干小説とは違いそうだ。
図書館内乱
有川 浩 (著)
図書館戦争が面白かったので、続けて。なるほど内乱とはこういうことか。いろいろななぞが徐々に明らかになり、これも面白かった。けど、はやり、図書館戦争の方がグッときたかな。
図書館戦争
有川 浩 (著)
Stockholmへの行き帰りの飛行機にて。
著者もあとがきで書いているように、わりとライトノベルでラブ(?)な小説。
でも、そんなことはどうでもよく、個人的にはグッときてかなり面白かった。
日本を発つときに、4部作全部買ってきて大正解かな?
本の大切さについて書かれていて、読んでいくうちにこちらに来る際に本をぐちゃぐちゃにしてダンボールに入れてくれた引越し業者を思い出しました。
「生首に聞いてみろ 」
法月 綸太郎 (著)
初の法月作品。”「このミス」1位、本格ミステリ大賞受賞作”という帯にひかれて購入。
個人的にはちょっといまいち。なかなか予測はできない展開だけど、なんか”読んだ感”がいまいちない。というのも、ぼんやりとミステリーが始まるからかなぁ。
だめだ、この作家さんとはちょっとあわないのかも。
「どすこい。」
京極 夏彦 (著)
京極夏彦にしてはめずらしい、パロディ短編集。「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」「土俵(リング)・でぶせん」など力士とデブに終始徹しているのがいさぎよい。最後の漫画もよい。
小説としては、それぞれ当たりはずれがあるけど、結果的に各短編が微妙な関連性を持ってつながっているのもついつい読み進めてしまうポイント。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) (文庫)
森 博嗣 (著)
日本を出る前にいくつか本をかって行こうと思い、そのときにちょうど「スカイ・クロラ」がアニメ化みたいなことが書いてあったので、ちょっと森博嗣に注目。で、まずはデビュー作で第1回メフィスト賞を受賞した本作から読んでみようかなぁと購入。
軽い気持ちで読みはじめたけど、なかなかどうして、一気に最後まで一日で(しかも頭が痛い中)読んでしまった。なかなかの傑作。そういう手か!と最後まで予測がつかないトリック。ほかのも読んでみたくなった。
・地獄変 / 芥川龍之介
・魔術 / 芥川龍之介
ともに、なんとなく京極夏彦に通じるものを感じた。まさに年月が経っても褪せることのない名作。
・耳無し芳一の話 / 小泉八雲
・日本三文オペラ / 武田鱗太郎
・走れメロス / 太宰治
・セメント樽の中の手紙 / 葉山嘉樹
「セメント樽の中の手紙」はわりと衝撃的。セメントが怖い。
・注文の多い料理店 / 宮沢賢治
・銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治
あらためて読んだけど、ともに面白かったなぁ。
・蝿 / 横光利一
・虎 / 田口ランディ
・デンマルク国の話 / 内村鑑三
・半七捕物帳 一 / 岡本騎堂
半七は”原点”な気がする。
プチグラパブリッシング (2007/05)
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北欧の国々を理解するための入門本として、とても面白かった。裏にある概念、北欧神話、福祉、各国の歴史などがおおまかに理解できる。ここから、次に興味のある分野の本を買う形かな?戻ってくるまでに、これぐらいのことは書けるようになっていたいな、と。
まだ読んでいる途中だけど、「経済成長を望むなら、”平等”を犠牲にしなければならない」という概念は実はそんなことはなく、GDPの高い伸びを示している国々は、平等性を図るひとつの基準であるジニ計数が低い国々(所得の平等性の高い国々)である、ということから「格差なき成長は可能」という結論を論じている。
なかなか興味深い数字が多く、現地で実際に身をもって体験してみようと思う。
ちなみに、この本、TSUTAYA Book Storeでは売り切れだったので、駅の売店で購入。
NINTENDO DS 文学全集にて。
「桜の森の満開の下/坂口安吾」
すごい名作!梶井基次郎にも通じる、桜の美に対する漠然とした不安の物語。予想しない展開がおもしろい。すばらしい!
「羅生門/芥川龍之介」
「トロッコ/芥川龍之介」
「鼻/芥川龍之介」
いずれも教科書で読んだ懐かしの名作。羅生門はどこまでも不気味で、トロッコはすがすがしく、鼻はユーモアにあふれていた。
「手袋を買いに/新美南吉」
これも懐かしの名作。ほのぼの。
オーストラリアのライターが書いた、100の大企業の歴史、成り立ち。
基本的にビジネス書はあまり好きではないので、個人的に読むことは少ない。そもそも、書いてあることは、何かガイドになるものでもないし(もし、そうだったら、読む人皆が成功者になってしまう)、ガイド的なことが書いてあっても実現が激しく難しいものが多い。実際、この本も「本書でとりあげる企業は多種多様だ。こうした企業を育ててきた人たちに共通項などほとんど存在しない」と言っているぐらいなので、当たり前だけど”これが成功の鍵”というものなんて存在しないのだと思う。
で、本書に関しても、特に何かを学ぼうと言うよりは、話のネタとして、いろいろな企業の成り立ちを知っていたら使えるかな、と思って読んでみた。例えば、「もともと長靴を作っていたノキアが、ある日、コロリと体質を変え、携帯業界の巨人になったように・・・・・」、みたいな。
出てくる100の企業に知らない企業もいくつかあり、純粋に読み物としては面白かった。ウォルマートの従業員数が世界をあわせると180万人もいることや、スポーツシューズを一緒に作っていた兄弟が、戦後に仲たがいし、兄のルドルフは”プーマ”を、弟のアドルフは”アディダス”を立ち上げた話、など知らなかった逸話も多く、出てくる会社も、アップル、サムスンなどと言ったメジャーどころから、イケア、マーズ、レゴ、プレイボーイ、果ては、ダニ・アッシュまで様々。それぞれの面白い背景や歴史があり、まさに「真実は小説より奇なり」。
各企業が6ページぐらいでシンプルにまとめられているので、さくっと読めるし(逆に深く知ることはできないけど)、ちょっとした合間に開きたくなる。でも、ちょっと翻訳でわからないところが多かったなぁ。直訳っぽいところとか。
「檸檬」、「桜の木の下には」の2つにつきる!
他の話もいいけど、不安と暗さの要素が多すぎるので。
生物の描写がすごい。
読む前は、機内での暇つぶし程度にしか考えていなかったけど、読みはじめたらとまらなくなり、到着地の時間に合わせて仮眠を取ることも忘れ、一気に読みきってしまった。
とても切ないけど、希望をもてる話。個人的には、いわゆる邦画に近い雰囲気を感じた。完全なハッピーエンドではなく、後に、読者に考えさせる余白を持った終わり方。
いしいしんじ氏の「プラネタリウムの双子」以来、久々に何度も読み返したくなる小説。「花とアリス」もそうだけど、こういった設定の話が好きなのかも。それにしても、角田光代は「だれかのいとしいひと」などいい小説が多いなぁ。
割と女性的な感性でとらえているものが多そうだけど、それが自分にマッチしてしまうのも、なぞ。
「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気がする」というセリフには、(個人的には)すごい説得力があると思う。
ドラマになり、DVDもでているらしい。
ライト感覚で読めるミステリー。なんとなく、「トリック」にも似たノリを感じる。
続編の「予知夢」は暇なときに呼んでみようかな・・・。
前2作に続き、シリーズ3作目。
時代も変わり、前作の主人公山岡百介が翁になった後の話。しかし、新しい登場人物も面白いからみ方をするし、そここにでてくる前時代の話や、京極堂シリーズにちょっと絡みそうな妖怪の触れ方などが、心をくすぐる。Zガンダムにクワトロ大佐が出てくる感じ。なので、とても面白い視点で物語が進む。
「赤えいの魚」などは最近流行のショッキング系の映画の展開でちょっとキツかったけど、全般的に面白く最後もさわやか。
最近、続巷説百物語を読んだんだけど、巷説百物語の方も書き忘れていたので。おおよそ2ヶ月ぐらい前かな?巷説百物語を読んだのは。
いままま京極堂のシリーズしか読んだことなかったので、若干の不安をもって読んだこのシリーズ。しかし、これもまた面白かった。短編集なので、行き帰りの電車の中での読書にも適しているし、人物を知ってくると、京極堂シリーズ同様に登場人物にどの人が出てくるのか楽しみになる。1冊目では登場人物の背景がいまいちわからないのだけど、「続」でいろいろと語られ、ますますはまる。
うまく妖怪を引き合いに出したストーリーの組み立ても面白い。これは全部そうだけど。
次に読むのは後巷説百物語、そして、前巷説百物語、かな?
しらなかったけど、アニメ化されていたみたい。DVDも発売中?
「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)──」
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会社の帰りによったTSUTAYAで立ち読みした工場写真集。これ、ほんとやばい。以前にも書いたけど、川崎あたりの工場地帯は本当にすばらしい造形美で、この写真集も、なにがどうなっているんだかわからない配管がいっぱい。ただ、やはり、実物の圧倒的なスケールと退廃的な感じは写真からは伝わらないなーと。
ちなみに、この本、朝の番組で、団地ファン、ダムファンとともに、工場ファンが出した写真集として紹介されていた。そのおかげか、今日の時点でAmazon売り上げランキング、100位!
ついでに「工場萌えな日々」というDVDもでているようで、微妙なネーミングセンスの一致が嬉しかったり、悲しかったり・・。
きっかけは映画の宣伝。貧乏神、疫病神、そして死神が順番に憑くという発想にやられ、本を買ってみた。これがなかなか面白いし、ラストもすがすがしい。
映画もちょっとみてみたいけど、まずは小説から。映画の方は出演陣が濃すぎるので、そのイメージが焼きついてしまいそうで。でも彦四郎は妻夫木ではないだろうと言う気がする・・
ちょっと前に映画化されたということで、10年ぶりぐらいに筒井康隆のパプリカを再読。以前に読んだときには、収拾がつかなくなり発散して終わったという印象があったが、時代的にカオスなものが増えそんなのに慣れたのか、以前ほどはちゃめちゃと言う印象は特になく。わりと面白く読めた。
アニメも見てみたいが、なかなかどろどろしてそうだなぁと。
ソフトバンク クリエイティブ (2007/04/17)
売り上げランキング: 18299
ケータイに関して、なんとなーくはわかりかけていたが、ちゃんと体系的に理解していなかったので、ちょっと基礎的な本を買って読んでみた。
ちゃんと携帯の通信の仕組みから、第4世代までの通信方式、各キャリア固有のアプリ・サービスの解説、プラットフォームとOSなどを、Skypeやe-mobileなどの話もまぜつつ解説。かなり概論だけど、大まかには理解できるので、基礎はこれで充分理解。あとは詳細論なので、ネットで調べればよいかな、と。
まあ、入門編としては普通によかった。
いくつかいしいしんじの長編を読んできたけど、どれもすばらしかったので、今度は短編集に挑戦。東京の様々な街を舞台にした話が集まっている。
どれもほのぼのとしていて、面白かった。特に「クロマグロとシロザケ」がよい。江国香織に通じる暖かさといしいしんじの独特の世界観がうまーく入った作品。
でも、何度も書くけど、一番はやっぱり「麦ふみクーツェ」。「ポーの話」も読んでみたい。
初の大江健三郎の小説。思っていたよりも難い内容ではなく、楽しめた。
大江健三郎が幼少の頃に育った村で祖母から語り継がれた話を文章化したものということで、昔話と歴史小説色が強いのだが、それが最終的には命の交代というテーマに引き継がれる。昔話も面白く、かなり楽しめた。
名前のみで知っていたが、いっぱい賞をとっているんだね。他のも読もうかと思う。
「泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。 」
飛行機の中で読み終えた。
「重力ピエロ」に比べると、面白かった。「アヒルと鴨のコインロッカー 」のように複数の話が徐々に関係を見せながら同時進行するのは伊坂幸太郎ならでは。でも、もうちょっと深みがあってもいい気がした。
「連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。」
行きの飛行機で読んだ本。伊坂幸太郎は他にも読んだことがあったので、割と好きだったのだが、これはだめだった。テーマがちょっと重いのと、なんとなく謎が早い段階でわかってしまったからかも。新潮文庫のおすすめTOP10の第3位だったけど、そこまでではないかな、と。
「君だってカラマーゾフなんだぜ」というカラマーゾフの兄弟のセリフが出てきたときは、ちょうど読んだばかりだったので、ちょっとうれしかったけど。
最近、某人のブログで知ったコミック。
佐藤大輔という人のノベルが原作らしいが、内容をちょっと立ち読みして、これは、「絵がないとわからんぞ」と思い、購入。戦争系の話で、日本に似た国にロシアのような国が攻めてくると言うストーリーから始まるが、小隊にはサーベルタイガーがいたり、竜がいたり、術者がいたりと、ファンタシーの要素もはいっていて、なかなか面白い。
ベルセルク程エグくはないし、内容も読み応えがあるので、はまりそう。
だまされる才覚がひとにないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。ーー星の見えない村のプラネタリウムで拾われ、彗星にちなんで名付けられたふたご。ひとりは手品師に、ひとりは星の語り部になった。おのおのの運命に従い彼らが果たした役割とは? こころの救済と絶望を巧まず描いた長編小説。
俺にとって、「ぶらんこのり」、「麦ふみクーツェ」に続く3冊目のいしいしんじ。
読んでいる中では、他の作家さんとはあきらかに違う世界を持っている人だなぁという気がします。
児童文学とまではいかないんだけど、子供の頃に読んだ本の世界。でも、大人にならないとわからない気持ちとかせつなさが、すごくやさしく描かれている。いしいしんじの本はやっぱり面白いなぁー、と。
個人的には、物語は「麦ふみクーツェ」の方が好きだったけど、登場人物はこっちの方が勝っているかも。
割と王道と思いつつも、読んでみた。
若いときに経験したかったなーという、バックパック旅行のエッセイ。
なかなか、いろいろな国の特徴をうまく描いているのでおもしろかった。
でも今の歳からではこのマネはできないなー。
京極夏彦の中では、以外にシンプルな話。関口も途中でなぞが解けているように、わりとわかりやすい。閉鎖された空間ということもあり、事件は1つだし、登場人物も少ない。珍しく京極堂の解説をまたずに、内容を理解。わりと読みやすかった。
死とは、なんぞや。
ドストエフスキー 著、原卓也 訳の「カラマーゾフの兄弟」を読んでみた。
「私が知らないスゴ本はきっとあなたが読んでいる」で、”ダントツ”、”最強の読書体験を約束する”と書いてあり、それなら、一度ぐらい読まなきゃ、と。
帯に「上巻読むのに1ヶ月、中巻、下巻は3日で一気に読める!」のようなことがかいてある通り、上巻は1回途中で挫折した・・。まず、ロシア人の名前になじみがないためか、登場人物がだれが誰なのかが、わからなくなり(そのうち愛称でしか出てこなくなったり・・)、さらに、物語の方向性を失ってしまった。
2回目は割りとスムーズに。たしかに、中巻、下巻はすさまじい盛り上がり。
でも、全部読んでの正直な感想は、そこまでダントツでもないかな、と。確かに後半の裁判のシーンはすごいし、話の内容も、突拍子もない。でも、最近の本ではこれを越えているものもある気がした。2部構成でありながら、1部の途中でドストエフスキーが亡くなってしまい、未完で終わっていることもあるのかもしれない。(小説の中では1部は”前置き”だみたいな事を言っているので・・。)
ついに京極夏彦の京極堂シリーズ第六作。どんどんページ数が増え分厚くなり、ついに本作は2冊になり、合計で2000ページを超える・・・。
話としては大満足、しかし、最後の方を読むころには、前半のストーリーとかを憶えていなかったりして・・・。登場人物も多いので、本当にPDFとかにして、検索をかけたい衝動にかられた。また、いままでの物語との関連性があるのも京極堂の特徴。いまだに「姑獲鳥の夏」の人物がでてきてびっくり。「絡新婦の理」も再度読み返したくなった。前半はこれでもかという感じで、いままでの登場人物に不幸がおこり、どうなることかと思ったが無事解決。
内容は「姑獲鳥の夏」にも通じる記憶操作系の話。ゆえに何が真実か嘘かが読んでいてごちゃごちゃになってくる。
次々とでてくる妖怪、そして最後には登場人物による、まさに「百鬼夜行」が・・。うーん、堂島めぇ。
今朝は比較的早くに目が覚め、昼ぐらいまでずっとベッドの中でこれを読み、やっと読破した。シリーズが進むごとに本は厚くなって行き、この作品では、ノベルズ版なのに825ページ。実に読みにくい。上から見るとほとんど正方形なのではないかと思ってしまう。(それはちょっとオーバーだが。)
今回は禅僧が多く出てきて、禅の歴史そのものを絡めながら物語りは進行していく。いつものように、複数の事件があり、それが関連しているのか、関連していないのか、読む者を悩ませる。
僧の語りとか、とても興味深いものが多く面白かったのだが、鈴に関してだけは納得がいかないなぁー。
よーし、次は塗仏だ。
PHP研究所 (2004/12/16)
ここのところずーっとマンションを求めいろいろと探しているのだが、部屋を見る目だけを鍛えてもしょうがなく、お金の賢い借り方も考えなきゃな、と思っていたところ、図書館でこの本を発見し借りてみた。
なかなかわかりやすく、それぞれの人にあったローンの組み方がのっていて、実際に書いてある助言も会社のファイナンシャル・プランナーさんに相談した時に得られた回答に近い。(ちなみに、不動産業者から得られた回答とは異なる・・・。)
低金利の時に無理して買わなくても、その期間で頭金を充分にためていれば、高い金利の時に買っても大差がないことも納得。(ただし、インフレに備えて、貯金ではなく資産にしておいたほうが懸命だとは思うが)。他にも、家賃を払い続けるのも、家を買ってローンを払い続けるのも、結局は払い続けるといういみでは同じとか。
正しい繰上げ返済の方法や「自動返済」、「預金連動型」などいろいろなローンの種類も解説してあり、勉強になった。
あとで知ったのだが、Amazonで「ローン」のキーワードでは売れ行き第1位みたい。
京極夏彦、個人的に3冊目。魍魎の匣。半分ぐらいまで読んだあたりで、PSPのMonster Hunter Portable にはまり、しばらく後半を読んでいなかったのだが、先日、何気なく読みはじめたら再度はまった。前作、「姑獲鳥の夏」よりも面白かった。しかしながら、最後の方の展開はかなり気持ち悪く、これは映画化したら、見に行くにはなかなか度胸がいるなぁと思った。内容としては時空を超越したところまでいっている。なんとなく、昔に読んだ夢野久作の「ドグラ・マグラ」に近い肌触り。最後のいさみ屋が話す雨宮のくだりが好きだ。しばらく鉄の匣には近づけない・・・。
章の合間合間に、関連する小ストーリーを入れるのはこのときからなのかな?「絡新婦の理」でも効果的に使われていた気がする。
先日読んだ「姑獲鳥の夏」で京極夏彦の世界に若干はまり、図書館に行ったときに、京極夏彦=分厚い、ならば、ここにある中で一番分厚いのを借りよう!と思って借りた「絡新婦の理」。こちらも面白かった。しかし、話はかなり複雑で、さまざまなストーリーが真に蜘蛛の巣のように絡みあい進む。犯人は予想しない人だった。それにしても次から次に殺人事件が起こるのびっくりだ。さらに、「姑獲鳥の夏」や他のまだ読んでいない話も若干でてきて、とまどった。
みかりんさんによると、おすすめは「魍魎の匣」らしいのでそれを次に読もうかと。
エンターブレイン (2002/10/23)
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ドラゴンランス最終巻。最終巻だけあって、さまざまな劇的なシーンと、いろいろな秘密が明らかになる。レイストリンはついに黒のローブに。これ、いつか映画化してほしいな。
しかし、全体を通して思うのは、語られない部分がありすぎる。レイストリンの話もそうだけど。それが徐々にこの後に続く「ドラゴンランス伝説」とかで語られるらしいのだが、関連小説は全てあわせると百数十冊出ているらしく、とても全部よみきれない・・。
年末にばとさん、roentgenさんに勧められ、読んでみた。昨日の夜から読み始め、とまらなくなり、ついに先ほど読み終わった。なんとなーく後味は悪いのだが面白かった。特に、内容として出てくる、「自分の持っている記憶が誰かに植え付けられたもの、捏造されたものではないことを証明できるか。」「今自分が見えていると認識しているものが本当にすべて正しいのか。」というテーマが、攻殻機動隊や映画のMATRIXに近く、自分の興味とかぶり楽しめた。
京極夏彦の作品を読むのは初めてだが、実は相当昔にWOWOWでやった京極夏彦原作のドラマ(「巷説百物語」かな?)を見たことがあり、それはなんかいまいちだった思い出があり、ちょっと避けていた。しかし今回、「姑獲鳥の夏」を読み面白かったので他のも読んでみようかと思う。でも、全部分厚いんだよなー。まずは「姑獲鳥の夏」のDVDでも観ようかな。
関係ないが、SuperJunkyMonkeyの曲で「記憶の捏造」というのがあったのを思い出した。
エンターブレイン (2002/08/30)
ドラゴンランス第5巻。
ついに善竜が登場し、ドラゴン vs ドラゴン の決戦ハイライトへ!これぞファンタシーの醍醐味。そして一向はイシタルへ。ラストには浮遊要塞も登場。
エンターブレイン (2002/07/31)
ドラゴンランス4巻。
キティアラがついに登場!しかし・・・。前半は特にこれといった動きも無く退屈だったが、後半にさまざまな物語が展開。スタームもついに。
エンターブレイン (2002/05/31)
ドラゴンランス第3巻。
いきなり冒頭で、冒険(氷壁でのドラゴンとの戦い)が省略されていてびっくり。詳しくは”英雄伝”を読めとのこと。話自体はどんどんと盛り上がり、シルヴァラも登場、ついにヒューマの墓所へ。さまざまな戦いが語られる。エルフがかなり主体の話。
エンターブレイン (2002/04/26)
ドラゴンランスの第2巻。
ドラゴン卿とレッドドラゴンの登場、裏切り、戦い、と徐々に話が盛り上がってきた。フィズバンがー・・。
この小説を読んでいると、なぜかD&Dをやっている様が思い浮かぶ。
エンターブレイン (2002/04/26)
小学校のときにDungeons & Dragonsにはまり、その時期にでた大ヒット小説、「The Dragonlance Chronicles」。そのときに英語版で読み、なんとなく話は把握したが完全には全部理解できなかった。その後、中学生ぐらいの時に富士見書房からでた日本語の「ドラゴンランス戦記 (1)」を読んだものの、あまりにも発売期間が途切れ途切れだったので途中で挫折。最近になって懐かしくなって再度読みたくなり、いろいろと調べたところ、まだ続いているらしく、公式ページを発見。俄然、読みたくなり、図書館で予約して、まずは1巻「廃都の黒竜」を読んだ。
指輪物語のような雰囲気を持つ小説で、やっぱり面白い。ファンタジーノベルの金字塔。今読んでいるのは全6巻だが、その他に外伝やら続編(子供たちの話)やらいっぱい出ている。
再販して、1冊2000円になり、とても6巻全てを買う気になれなかったのだが、このようなときに図書館は便利。
先日デザインのところに行った時、ミーティングの合間に時間があったのでそこら辺にある本を眺めていたところ、この本を発見。人体やあらゆる動植物、宇宙、飛行機、建築、楽器と、様々なものの分解図がのっていて、それぞれにパーツの名前がちゃんとのせてある。徹底していろいろなものを分解していて、そのすごさに感動。即効で買うのを決意。
ところがいろいろと調べるうちに絶版であることが発覚。Yahooブックスによると、重版も未定。Amazonでみたら、運良く1冊ユーズドで出ていたのですぐに購入。ユーズドなのに低下よりちょい安ぐらいだったが、これの古いバージョンのきれいなやつが10000円の値段がついていることを考えるとお得かな、と。
是非とも自分の子供に読ませたい一冊。
やっと発売になった。
しかし、今回の内容は比較的穏やか。
人物関係に焦点を当てた感じ。
しかし、次の巻ではやばいことがー!
でも、それが発売になるのは2006年の春・・・。
オークラ出版 (2000/02)
最近、レトロゲームをいろいろと調べていて、ノスタルジーにひたっており、昔に買ったこの本をまたみた。カセットビジュン、光速船、ATARI2600、ファミコン等のいわゆる「ビデオ・ゲーム」も乗っているが、この本の主軸は「LSIゲーム」「LCOゲーム」等のいわゆるポータブルな昔のレトロゲーム。ゲームウォッチとか、TOMYの”PUCKMAN”とか。とにかく懐かしいし、みていて面白い。ファミコンの「オールナイトニッポン スーパーーマリオ」(キャラがオールナイトニッポンのDJらしい・・・)とかってあったんだ。
2冊連続でよんだ。読んでいて途中で止まらなくなったので、すごく面白かったのだが、なぜか、後に残っていない。内容は思い出そうと思えば思い出せるのだが、どうも心に残らなかったようだ。個人的には村上春樹はやっぱり「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が一番な気がする。
本日、池袋のLIBROにて、なつかしの本を発見!
小学校の時に大好きだったRoald Dahlの「Charlie and the Chocolate Factory」の最新の日本語訳版。この小説は、1971年に映画になり、そのDVD「夢のチョコレート工場」も持っています。こちらはWillyWonkaになっていますが。
で、これがどうやら今年再度映画化されるらしい!しかもティム・バートン監督で、ジョニー・デップ主演。これはヤバイ。見るべし。
小説には続編があり、「Charile and the Great Glass Elevator」、日本語版は、「ガラスのエレベーター宇宙にとびだす」というもの。
その他、「おばけ桃の冒険」というのも面白い。
これも映画化されていました。「ジャイアント・ピーチ」。こちらもティム・バートン製作。
全部もう一度よみたいな。
ちなみに、その後、WillyWankaブランドのお菓子が登場し、ファンクラブのようなものに入ると、発売前にそのキャンディーをくれたりしていました。サンフランシスコに行った時には、NERDSを食いました。

DeathMetalとGrindCoreの歴史を書いたCHOOSING DEATH: THE IMPROBABLE HISTORY OF DEATH METAL & GRINDCOREという本が出たらしい。オフィシャルサイトはこちら。
で、これを調べていて気づいたが、Amazon.comの本のコーナーってすごい。表紙や裏表紙のブラウズはもちろん、中身の抜粋やらもできる。これ、かなりよい。
で、一応オフィシャルサイトから、その中の抜粋したページをダウンロードしたところ、NapalmDeathの昔の写真とかがいっぱいのっており、かなりそそられる。”買い”かも。NapalmDeathHistory冊子もDiscUnionでもらった。
で、なんで、突然こんな話題を書いているかと言うと、最近NapalmDeathの新作を買ったのだが、これが以外によい。4人編成に戻り、RAWな感じがでている。Gauzeの”Crash the Pose”カバーもある。ちゅうか”くいちらせ、くいちらせ!”ゆうてる。気になるのは、輸入版のEnhanced2枚組み。Disc1とDisc2は何がどう違うのか?
あと、1989年、1990年のライブを収録した”TheDVD”もよさげですな。
Stanfordの本屋で買った本。
Phaidon Inc Ltd (2002/09/01)
めくるめく世界が展開されており、クラクラする写真集。裸眼ではみることのできない世界を写真で紹介。ミクロな世界から始まり、地球の衛星写真を経由し、星に行き、最終的には、ハッブル望遠鏡がとらえた、数千の銀河が見えるDeepSpaceを写した写真へ。かっこよすぎる。$16.99とお得だった。
メディアワークス (2005/02/04)
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というとんでもない本があった。これなんか欲しい・・・・。
NAMCO大辞典を思い出す。
新潮社 (2003/11)
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「鴨とアヒルのコインロッカー」が面白かったのでかってみたら、こちらも面白かった!いい具合のファンタジー加減で、ラストはスカッとします。重力ピエロも読みたいな。
角川書店 (2001/09)
売り上げランキング: 10,452
通常24時間以内に発送
昨年、出張に行く前に空港で暇つぶしに江國香織の「冷静と情熱のあいだ-Rosso」を買った。これがなかなか読めたので、辻さんのも購入。全体がやっとつかめるのだが、個人的にはラストがちょっと納得できず。
今後買う予定の本をメモ。
・戸梶圭太「自殺自由法」
以前に読んだ「The Twelve Forces―海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしぶりに嫉妬しろ! 」が面白かったので、チェック。
「だれかのいとしいひと」を読み終わりました。「空中庭園」とは方向性が違い、本当にすばらしい表現であふれている文章でした。
特によかったのは、
・ジミ、ひまわり、夏のギャング
・だれかのいとしいひと
・誕生日休暇
・海と凧
です。決して、すばらしく甘い恋愛話ではなく、
切ない、けどなんかこころ温まる短編が入っています。
続いて、現在、「ぶらんこ乗り」を読んでいます。
講談社 (1998/09)
いろいろとみていたところ、
「ムーミン谷の名言集 パンケーキにすわりこんでもいいの?」
を発見!
そこには
パンケーキにジャムをのせて食べるひとが、そんなに危険人物であるはずがありません。
とか、
だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだよ。
とかの名言が載っているそうです。
そして、スナフキンに関する名言は、
スナフキンは、自分の食事は自分でにるのです。
すばらしい!
昨日、友人にすすめられて、いくつか本を買った。
文芸春秋 (2004/05)
売り上げランキング: 16,281
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これは前から薦められていた、角田光代の本。角田光代がいいと聞いて、「空中庭園」を買ったのだが、その内容があまりにもつらく、沈んでいた俺に「いや、これはほのぼのだから。」と教えてくれた本。半分くらいの期待で読んでみます。
角川書店 (2003/12)
売り上げランキング: 143
通常24時間以内に発送
こちらは、もともとは児童書。文庫本では2巻まで出ているようだが、実際の大きい児童書では6巻まで出ているようだ。「くそ生意気な主人公がかっこいい」とすすめられ、面白いとのことだったので購入。
理論社 (2000/12)
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こちらももとは児童書。もともとの出版が児童書向けのところのため、文庫になるのには時間がかかるらしく、あまりでていないみたい。一番のおすすめは「麦ふみクーツェ」らしい。
その後、いくつか本の話をして、実はムーミンの文庫が面白そうなことを発見!知ってました?あんな平和そうな絵なのに、彗星がぶつかりそうになったり、魔王を退治に行ったりするんですよ!?
今月のSVがボアダムズ特集だったので、ついでにそれも購入。初期ボアの写真のアイちゃんがすごい。
出張中に買った本。
Thames & Hudson (2003/05)
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アメリカのいろいろなところの航空写真がのっていて面白い。駐車場とか、畑とか、川とか、公園とか。











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