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対岸の彼女
対岸の彼女
posted with amazlet on 07.10.30
角田 光代
文藝春秋 (2004/11/09)


読む前は、機内での暇つぶし程度にしか考えていなかったけど、読みはじめたらとまらなくなり、到着地の時間に合わせて仮眠を取ることも忘れ、一気に読みきってしまった。

とても切ないけど、希望をもてる話。個人的には、いわゆる邦画に近い雰囲気を感じた。完全なハッピーエンドではなく、後に、読者に考えさせる余白を持った終わり方。

いしいしんじ氏の「プラネタリウムの双子」以来、久々に何度も読み返したくなる小説。「花とアリス」もそうだけど、こういった設定の話が好きなのかも。それにしても、角田光代は「だれかのいとしいひと」などいい小説が多いなぁ。

割と女性的な感性でとらえているものが多そうだけど、それが自分にマッチしてしまうのも、なぞ。

「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気がする」というセリフには、(個人的には)すごい説得力があると思う。

ドラマになり、DVDもでているらしい。

探偵ガリレオ (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 (2002/02)

ライト感覚で読めるミステリー。なんとなく、「トリック」にも似たノリを感じる。
続編の「予知夢」は暇なときに呼んでみようかな・・・。

後巷説百物語
後巷説百物語
posted with amazlet on 07.07.12
京極 夏彦
角川書店 (2007/04)

前2作に続き、シリーズ3作目。
時代も変わり、前作の主人公山岡百介が翁になった後の話。しかし、新しい登場人物も面白いからみ方をするし、そここにでてくる前時代の話や、京極堂シリーズにちょっと絡みそうな妖怪の触れ方などが、心をくすぐる。Zガンダムにクワトロ大佐が出てくる感じ。なので、とても面白い視点で物語が進む。

「赤えいの魚」などは最近流行のショッキング系の映画の展開でちょっとキツかったけど、全般的に面白く最後もさわやか。

巷説百物語
巷説百物語
posted with amazlet on 07.06.26
京極 夏彦
角川書店 (2003/06)
売り上げランキング: 18005


続巷説百物語
続巷説百物語
posted with amazlet on 07.06.26
京極 夏彦
角川書店 (2005/02/24)
売り上げランキング: 5229


最近、続巷説百物語を読んだんだけど、巷説百物語の方も書き忘れていたので。おおよそ2ヶ月ぐらい前かな?巷説百物語を読んだのは。

いままま京極堂のシリーズしか読んだことなかったので、若干の不安をもって読んだこのシリーズ。しかし、これもまた面白かった。短編集なので、行き帰りの電車の中での読書にも適しているし、人物を知ってくると、京極堂シリーズ同様に登場人物にどの人が出てくるのか楽しみになる。1冊目では登場人物の背景がいまいちわからないのだけど、「続」でいろいろと語られ、ますますはまる。

うまく妖怪を引き合いに出したストーリーの組み立ても面白い。これは全部そうだけど。

次に読むのは後巷説百物語、そして、前巷説百物語、かな?

しらなかったけど、アニメ化されていたみたい。DVDも発売中?


「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)──」

工場萌え
工場萌え
posted with amazlet on 07.06.19
大山 顕 石井 哲
東京書籍 (2007/03)
売り上げランキング: 100


工場萌えな日々
工場萌えな日々
posted with amazlet on 07.06.19
エースデュースエンタテインメント (2006/12/22)
売り上げランキング: 780


会社の帰りによったTSUTAYAで立ち読みした工場写真集。これ、ほんとやばい。以前にも書いたけど、川崎あたりの工場地帯は本当にすばらしい造形美で、この写真集も、なにがどうなっているんだかわからない配管がいっぱい。ただ、やはり、実物の圧倒的なスケールと退廃的な感じは写真からは伝わらないなーと。

ちなみに、この本、朝の番組で、団地ファン、ダムファンとともに、工場ファンが出した写真集として紹介されていた。そのおかげか、今日の時点でAmazon売り上げランキング、100位!

ついでに「工場萌えな日々」というDVDもでているようで、微妙なネーミングセンスの一致が嬉しかったり、悲しかったり・・。

憑神

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憑神
憑神
posted with amazlet on 07.06.18
浅田 次郎
新潮社 (2007/04)

きっかけは映画の宣伝。貧乏神、疫病神、そして死神が順番に憑くという発想にやられ、本を買ってみた。これがなかなか面白いし、ラストもすがすがしい。

映画もちょっとみてみたいけど、まずは小説から。映画の方は出演陣が濃すぎるので、そのイメージが焼きついてしまいそうで。でも彦四郎は妻夫木ではないだろうと言う気がする・・

パプリカ
パプリカ
posted with amazlet on 07.05.31
筒井 康隆
新潮社 (2002/10)


ちょっと前に映画化されたということで、10年ぶりぐらいに筒井康隆のパプリカを再読。以前に読んだときには、収拾がつかなくなり発散して終わったという印象があったが、時代的にカオスなものが増えそんなのに慣れたのか、以前ほどはちゃめちゃと言う印象は特になく。わりと面白く読めた。
アニメも見てみたいが、なかなかどろどろしてそうだなぁと。

進化するケータイの科学 つながる仕組みから最新トレンドまでケータイを丸ごと理解する
山路 達也
ソフトバンク クリエイティブ (2007/04/17)
売り上げランキング: 18299

ケータイに関して、なんとなーくはわかりかけていたが、ちゃんと体系的に理解していなかったので、ちょっと基礎的な本を買って読んでみた。
ちゃんと携帯の通信の仕組みから、第4世代までの通信方式、各キャリア固有のアプリ・サービスの解説、プラットフォームとOSなどを、Skypeやe-mobileなどの話もまぜつつ解説。かなり概論だけど、大まかには理解できるので、基礎はこれで充分理解。あとは詳細論なので、ネットで調べればよいかな、と。
まあ、入門編としては普通によかった。

東京夜話
東京夜話
posted with amazlet on 07.04.23
いしい しんじ
新潮社 (2006/11)

いくつかいしいしんじの長編を読んできたけど、どれもすばらしかったので、今度は短編集に挑戦。東京の様々な街を舞台にした話が集まっている。
どれもほのぼのとしていて、面白かった。特に「クロマグロとシロザケ」がよい。江国香織に通じる暖かさといしいしんじの独特の世界観がうまーく入った作品。
でも、何度も書くけど、一番はやっぱり「麦ふみクーツェ」。「ポーの話」も読んでみたい。

M/Tと森のフシギの物語
大江 健三郎
講談社

初の大江健三郎の小説。思っていたよりも難い内容ではなく、楽しめた。
大江健三郎が幼少の頃に育った村で祖母から語り継がれた話を文章化したものということで、昔話と歴史小説色が強いのだが、それが最終的には命の交代というテーマに引き継がれる。昔話も面白く、かなり楽しめた。
名前のみで知っていたが、いっぱい賞をとっているんだね。他のも読もうかと思う。

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