前回Paso Roblesに来た時にBrunchを食べ、一度で我が家の定番レストラン入りを果たしたArtisan。
今回はディナーで予約。
まずはAustin HopeのGSMとRangelandのReserve Cab。
そして、small plate 3品。
jalapeño cornbread, honey butter。
yellowtail puffy tacos, avocado, radish, wasabi root。
meatballs, ricotta gnocchi, piave, guanciale sauce。
そしてメイン2品。
buttermilk fried chicken, pasta and cheese gratin, house cured ham。
本日のスペシャルのGoat Shoulder。
さすがArtisan。どれも素晴らしく美味しく、特にメインのButtermilk Fried Chickenは衣も含めて絶品。今日も大満足。
夕食後、今回の宿Paso Robles Innにチェックイン。
ここは温泉が部屋まで引いてあるので、夜は久々に風呂に入ってまったり。
今日もワイナリー巡りは続く。
ゆっくりと休み、朝ご飯をAmsterdam Cafeにて食べ、酔い覚まし用のコーヒーもここでポットにいれて、まずは今日の一件目はDenner vineyards。ここは予約が必要で、予約時にワイナリーのゲートの番号を教えてくれる。
ここでは5種類のワインを試飲。
2012 Viognier
2012 Theresa
2011 Ditch Digger
2011 Dirt Worshipper
2010 Mother of Exiles
赤はどれも今後の可能性を感じる味だったのだけど、果たして今購入すべきか迷い、結局Viognierを購入。こちらは、ステンレス、コンクリート、樽の3種類で段階的に熟成されているため、非常に複雑な味と良いバランスのミネラルで、気に入った一本。
また、ここのPourerの方は食べ物との相性を丁寧に教えてくれたのが印象に残っている。
そして次に向かったのは、個人的には2013年でベスト5に入るワインだった、OptimusをつくったL'Aventure。
もともとOptimusを購入するだけの予定で予約もしていなかったのだけど、試飲も可能と言うことで、ついつい5種類試飲。Côte á Côteも美味しかったが、やはり個人的にはOptimusが一番ということで、今回は2011のOptimusを購入。これは10年以上aging可能らしいので、しばらく寝かせてみよう。
次は、今回一番の期待、ONX。L'Aventureで次にONXに行く予定、と言ったときも、"あそこはいいよ!"と教えてくれた。
さて、ONXそのものはほぼ個人宅の小規模生産のワイナリーのような感じで、まずはガレージから説明開始。
しかし、ここで飲んだ一本目のField DayというSauvignon Blanc 51%, Viognier 41%のブレンドがあまりにも美味しくてびっくり。
そして、 Associate WinemakerのJeffに案内され、葡萄畑へ。
葡萄畑の解説を聞きながらそこで育った葡萄でつくられたワインを飲む。これは実に面白い体験。時期的にはベストではなかったのかもしれないけど、葡萄にかける情熱をJeffから感じた。
また、彼のアカデミックな知識も素晴らしく、一般的とされていることではなく、化学的、そして植物学的に正しいことをやっている、という手法も非常に納得。ここのSauvignon Blancがいい例で、一般的にはいい実をつくるために間引きをするらしいが、彼は木が互い違いに並ぶ様な配置をすることで隙間をつくり、充分に良い実が生るようにしているのだそうだ。
他にも霜の時期に実が生らないようにする工夫など。
ONXの葡萄畑はよくも悪くも海からの風の通り道で、気温が下がりやすく、Rhoneの品種には適しているのだとか。一方で寒い時期には霜になりやすいので、葡萄の木の下に石を置いたり、少しでも気温をあげる工夫をしているのだそうだ。
そして、葡萄畑をいろいろと巡りながら頂いた6本がこちら。
どれも美味しかったのだけど、今回はField Day, Reckoning, Cruxを購入。これは寝かさずにすぐ飲む感じ!
ここで、少し遅めの昼ご飯を Pier 46にて。Combo & Chips とCioppino。
ともに新鮮でおいしかった。
お腹もいっぱいになったところで、Turleyへ。前回、ここの試飲と購入したワインは最高に良かったのだけど、今回は時間がないので、ワインのみ購入。ここの2011 "Juvenile" Zinfandelと2010 Dusi Vineyard Zinfandelがかなり美味しかったので、今回は2011 Pesenti Vineyard Zinfandelに挑戦。5-6年寝かせてみようかな。Rhone品種をメインに扱うワイナリーが増える中、Zinにフォーカスしレベルの高いワインを作り出すここは本当に素晴らしい。
今回の旅行で最後ワイナリーは、こちらもONX同様の小規模ワイナリー、nicora。まだ立ち上がったばかりのRhoneスタイルをメインに扱うワイナリーでEuphoricとGSMと言う2種類のワインを生産する。
ここは、倉庫街の中にテイスティングルームがあり(Lodiのm2を思いだす(笑))、中に入るとワインメーカー本人、Nicholasが出迎えてくれた。そして、ワインを頂きながら、彼のいままでの経歴やnicoraにかけている情熱を聞き、ここもいいワイナリーだなぁと納得。小規模だと、このような素晴らしい出会いがあるのが良い。ONXのJeffも彼とは知り合いで、"以前に一緒のブースになったことがある。美味しいよ。"と教えてくれていた。
試飲後には、ワインを保存している場所を案内してくれた。
ここにあったクラッシャーは、一度に量はあまり出来ないものの、質の高く渋みを少なく果汁を抽出できるのだとか。このようなところにも彼のこだわりを感じた。
さて、これで今回のPaso Roblesのワイナリー巡りは終了だけど、前回のzinfandel中心、大規模ワイナリー中心の行き方とは異なった、ここのところ主流となりつつあるRhoneスタイルを扱うワイナリーを大きな所から小さな所まで行けたので面白かった。
また、やはりワイナリーでは試飲も大事だけど、一番はそこのワイナリーの人と話をしてそこの方針やワインの作り方に共感を持てるかどうかというのも重要なのだな、と改めて感じた。
いろいろとワイナリーのある地域を巡った中で、もう一度行きたいと思っていたPaso Robles。今回少し長めの年末休みがとれたこともあり、思い切って行くことに。
SF市内からは車で3時間。家を早めに出たため、なんとか11時半には到着。それにしてもさすがカリフォルニア。この時期なのに、昼の気温は20度近い。
まず向かったのはJustin。
赤のブレンド、Isoscelesで有名なワイナリー。最近特にこのあたりで多い、Rhoneの葡萄の品種を多く扱っている。Isosceles, Justification, Right Angleなどを試飲し、今回は 2010 年のIsoscelesを購入。今後、このワインがどう変わるのか楽しみ。
全体的には可もなく不可もなく、という印象。Reserveを飲まなかったからかな?
次に向かったのは、Justinの近くにある、Tablas Creek Vineyard。
ここもRhone品種中心。こちらでは、女性の担当の人が、非常に丁寧にいろいろとRhoneの葡萄に関して教えてくれた。まさにGSM(Grenache, Syrah, Mourvedre)なブレンドの2011 Côtes de Tablasや2010 Esprit de Beaucastel、Wineclubメンバー向けのEn Gobeletなどを試飲。
もう少し年月をおいた後の完成に期待して、Esprit de Beaucastelを購入。
そして、向かったのは、Adelaida Cellars。
ここはめずらしくPinot Noirに力を入れているところ。しかしながら、2011年はこの地域のPinot Noirはダメだったらしく、2011年のみは他のvineyardから仕入れているのだとか。
ここの担当のおじさんもいろいろと丁寧に教えてくれた。2009 Inventerと言うワインもここの特徴をアメリカ流に昇華させた面白いワインだったし、大トロとマッチしそうな(!)ワインも発見。
ここでは、あまりにも華やかな香りにやられたRoseと、ここまでで一番のお気に入りの2011 Syrah Anna's Vineyardを購入。Adelaidaはどれも美味しくかなり好印象。
なお、ここではたまたま隣になったご夫婦の娘さんがSFに住んでおり、尚かつ我が家の近くで、彼氏が日本人ということで意気投合。飲食の世界はこういう出会いがあるので面白い。
さて、次は、Vina Robles。
なんとここでもご夫婦に再び遭遇。ここのワインクラブということで、テイスティングは無料にしてもらった。
ここではEstate Wineの方を選択したのだけど、Reserveの方にすればよかったと少し後悔。結局飲みやすかったWhite4を購入。
更に、ワイナリー巡りは続き、次はEOS Estate Wineryへ。
ここでのお目当ては一つ。Tears of Dewと呼ばれるLate Harvest Moscatoの甘いデザートワイン。そんなこともあり、ここではSweet Wineのフライトを選択。
Tears of Dew, Late Harvest Sauvignon Blanc, Rose, など6種類のみ、最終的に気に入ったのは、2009 Eos Estate Chalk Hill Botrytised Sémillon 2009。Tears of Dewは甘くて美味しかったが、 Botrytised Sémillonは行ききった感がよかった。そのままと言うよりは、アイスなどにかけると合いそうな味。
そして本日の最後のワイナリーは、Rabbit Ridge Winery。閉まる20分前に駆け込んだ(笑)。
ここもSyrahやGrenacheに力を入れているが、ちょっと他に比べるといまいち。
ここでは、原点回帰のZin、OVZが良かった。
また、ワイナリーでつくっているオリーブオイルも良かったので、こちらも購入してみた。
初日のワイナリー巡りが終わった感想としては、"行き過ぎ"、、、。今日の一番はAdelaida。
もとFour Vinesのワインメーカー/オーナーが新たに初心に戻って始めたワインアリー、それがCypher。相変わらずのパンクテイストは更に加速され、出来たフラグシップ・ワインがこちら、ZinBitch。
何か特別なときでは無いと開けそうになかったので、クリスマス・イブに飲むことに。
Paso RoblesのZinの甘みが広がり、オークの後味にやられる。
瓶についてるキラキラがテーブル一面に広がるのはご愛嬌・・・。
ここのところ、ワインをちゃんとデキャンタージュして飲むようになり、ちゃんとしたデキャンタが欲しいなぁと思い買って見たのがこれ。MENU: Wine Breather。
デンマークのブランドMENUの活気的なデキャンタで、ボトルからデキャンタの壁面をつたいワインが注がれ、さらにボトルに戻るときにボトルの壁面をつたいワインが注がれることから、短時間でデキャンタージュが可能となる仕組み。
今回試してみたのは、2004 David Bruce Santa Rita Hills Pinot Noir。
しかし残念ながら、デキャンタージュすることで味がやや劣化してしまった。まあ、保存状態が悪かったので、これはしょうがない。
次は別のワインで。
今年も、去年と同様に近くのクリスマスツリー・ファームにてツリー探し。
今年はなんと、到着して5分もしないうちにどれにするか決定。即購入。
家まで頑張って運び、オーナメントを飾る。
旅行した場所では毎回思い出の品としてオーナメントを買っているのだけど、このツリーを飾るときに一年、そしていままで行った場所の思い出をいろいろと振り返られるのが良い。
モニュメントバレーで購入したドリーム・キャッチャーとナバホ族の人による木彫りの熊。
先日ニューヨークに行った際にEmpire State Buildingで購入。
ペルーで購入した牛とアンデスの編み物。
年々ツリーが思い出で飾られて行くのが良いね。
クリスマスツリーを買いに行く途中に、お腹が減ったので、急遽探して立ち寄った店がここ、Wooly Pig Cafe。Yelpでの評価も高く、美味しそうだった。
なんとか駐車できるスペースをみつけ、たどり着いた店は、小さめのベトナムサンドウィッチがメイン。席を確保して注文したのは、
The Wooly Pig
Shanghai style braised pork belly, organic mizuna greens, pickled shallots on toasted challah roll.
簡単にいうと、豚バラ肉と水菜のサンド。これが絶妙な味でうまい!
Bahn Mi
Traditional vietnamese cold cuts, pate, pickled carrots and daikon, fresh herbs and jalapenos, sriracha aioli on garlic butter fresh roll.
バインミー。ハラペーニョがかなり効いていて、それが最高。
コーヒーも美味しいし、これから更に流行りそうな店。
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Wooly Pig Cafe
205 Hugo St San Francisco, CA 94122
(415) 592-8015
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